フクロウくんのポンコツ的生活
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温泉地で見た風景
2009年 05月 17日 |
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ポカポカ陽気の中、遠くに雪解けの山を見た。この時期は、暖かい日と寒い日が順番にやってくる。
こんな天気が続いている間は、まだ春なのかな。

裏山の斜面から、鳥の声がする。夏鳥も大分渡ってきたようだ。それでも、繁殖期に入ったせいか、一時に比べて鳴き声はあまり聞こえない。それでもよく目を凝らしてみていると、静かに枝から枝へとすばやく動いてゆくのが分かる。もう孵化しているから、親鳥は餌やりに一生懸命だ。

時間の経過と共に、鳥たちもちょっとずつ心境が変わっていくのは、見ていて面白い。

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虫のようなヤブサメの鳴き声。遠くから響いてくるツツドリの声は、どこか牧歌的で微笑ましい。
お馴染みのウグイスも、4月初めの戸惑いがちな声からは想像つかないほど、張りがあって伸びやかだ。
河原に行けば、ヨシキリが騒々しく、ムクドリの雛は、親鳥が巣に近づいただけで我先に餌にありつこうと、ジャッ・ジャッ・ジャッと競っている。
そして、それを見ていたスズメは、ムクドリの親が再び飛び去ると、巣の中がどうなっているのかと覗きにゆくが、警戒した親鳥がすぐさま引き返してきて、「コラ~!」なんて言っているかのように追い返す。

みんな自分の生活に一生懸命。鳥は、季節と上手に溶け合って、1年というサイクルを過ごす。
春夏秋冬、ほんの1年の時間の中で、鳥は人の何十年というくらいの生を感じているのかも知れない。
そもそも、時間は関係ないのかも知れない。
地上に生きる人間の精神的な成熟のカタチっちゅうのは、自然の中にすでに見て取れるものなんじゃないか。
それなのに、生きるもの全て行き着く先は同じなのに、人間は何十年も掛けて成熟してゆく。

常に自分に出来ることなんて、とてつもなくちっぽけなことでしかない。
何とも不器用な生を生きているんだろうなぁ・・・なんて、よく分からない内省をしております。。
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by bigbirdman | 2009-05-17 23:30 | 鳥について |