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フクロウくんのポンコツ的生活
musisasare.exblog.jp
木漏れ日
2005年 07月 20日 |
木漏れ日は薬。

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なんて突然書き出しちゃったけど、割と実感がこもってる言葉だ。
今年は行かなかったんだけれど、ほぼ毎年6月、青森県の白神山地にテント持って自然観察しに出かけている。

立派なブナの木の森を歩く。

芽吹いてだんだんひろがってきて、葉っぱは新緑の色、まさにそのまま。
でも、テクテク歩いていると、なんか葉っぱの緑が葉っぱの中だけでとどまっていないような、妙な錯覚を起こすときがある。

ブナの木って、幹の根元から10メートル近く上まで枝がない木が多いんだけれど、そういう森の林床ってたとえば部屋の中みたいで、見上げると葉っぱの天井がついている。
で、その新緑の部屋の空間がね、なんかこう、、自分の体にまとわりついているすぐそこの空気がもう”新緑色”してるんだ。

新緑色の空気を吸って、体に新緑を取り込んでいるような気がする。
ちびっ子の塗り絵で、まだ枠の中に絵の具を塗りとどめられないように、葉っぱの枠を超えて緑色がある感じ。うーん、うまく言えない。変な表現だ。

木漏れ日_e0029553_22434756.jpg

木漏れ日は、薄暗いところだと光の筋になって見えることがある。森の中じゃなくたって、街の中でも、曇りの日に急に1ケ所だけ雲の隙間をぬって光が差し込んでくるときあるけど、あれってなんか神々しいような気がして好きだ。


ああいうの見たとき、”ふー生き返るぜ”って感じる。
by bigbirdman | 2005-07-20 23:16 | 生活の中で |