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フクロウくんのポンコツ的生活
musisasare.exblog.jp
いのちのたたずまい
2006年 04月 21日 |
最近は、すっかり春めいてきた。
でも昨日は、大変な大雨で急に冷え込んだ。

昨日の朝、雨が明け方まで強く降っていたので、
僕は布団の中で雨音を聞きながら、半分目が覚めている意識だった。
僕は、その状態でしばらく浅い夢を見ていた。。

僕の住んでいる家は平屋だから、屋根の音がそのまま聞こえる。
ダバダバと、屋根に当たる雨の音。
晴れた朝は、カラスが屋根の上を歩くときの、軽いトットット・・という足音。

その屋根の一角に、スズメの家族が住んでいる。
雨樋の裏に上手いこと隙間を見つけて、そこで暮らしている。
雨樋に濁流のように雨水が流れるその脇で、スズメは身を寄せ合って暮らしているんだ。

昨日の昼間も大雨だった。職場の窓のすぐ隣の梅の木に、メジロがやってきていた。
チー・・チー・・と、ずっと鳴いていたのを聞きながら、木の陰で雨宿りをしている姿を想像していた。梅の木じゃ、雨も避けられなかろうに。せいぜい10センチくらいの体で、雨に体温をとられることが、どれだけ辛いことなんだろうか。

梅の木の下で、雨宿りをする。
つらいとき、何でも自分の好きなものの傍にいたくなる気持ちって、分かるなぁ。
メジロは梅の木が好き。
これは、素晴らしいことだ。

何かは、何かが好き。人間以外の生き物に、ちゃんと心があるんだなって感じられたとき、命と命は感覚で繋がる気がする。もちろん今日書いていることは、あくまで僕の主観的なものだ。
命って何だろう。
これが命だよって、目には見えない。
命って、たたずまいかな。
寒くて、凍えそうなメジロが、梅の木が好きだから、梅の木の下で雨宿りをしている。
僕はこの情景から、梅の命とメジロの命を感じる。
情景から命のたたずまいを感じる。

これって、日本語的に可笑しいのだろうか?
謎である。。
by bigbirdman | 2006-04-21 09:03 | 生活の中で |