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フクロウくんのポンコツ的生活
musisasare.exblog.jp
幼馴染という兄弟分のこと。
2006年 10月 06日 |
N君という、誕生日が数日しか違わない幼馴染がいる。
僕とは性格が反対で、すごくおとなしくてテレビゲームが大好きだった。(僕も大好きだった。)
3歳のときからの友達だ。
N君は、すごくおとなしいけど、頑固だ。
そして人とは絶対けんかしないけど自分の我を通す。
そういう不思議な能力を持っていた。
僕が小学校1年生のときに交通事故に遭い、3ヶ月入院したときはほとんど毎週日曜日に病院に遊びに来てくれた。ガンダムのプラモデルを持って(笑)。
N君は、こういうまじめな頑固さと優しさを持っていた(多分今も持っている)。

幼馴染という兄弟分のこと。_e0029553_23193764.jpg




N君は、千葉県にある大学に入って僕は岩手に来た。
卒業後も20代の半ばくらいまでは、たまに連絡をしたり僕も母がまだ東京に住んでいたころだったから、帰省した際に遊びに行ったりして近況を伝え合ったり、金も無いのに一緒に競馬をしたりして遊んでいた。
幼馴染って不思議なもので、特に兄弟がいない僕には、多分一番身近な同世代人に当たるんだと思うけど、30年近く付き合っていると、お互いが考えていることが大体分かってくる。っていうか、表面上は違っても、内面でどこか似てくるんだと思う。
そんな中、N君はいま、一度勤めた会社を辞めて、資格を取るために勉強している。
そして僕は、N君のこの行動を社会に出るモラトリアムを得るための口実だと直感している。

N君は、シャイなんだけど、超がつくシャイなんで、自分から意見を言い出すことがめったにない。
子供のころは、自分のことを人に上手く伝えられなくて、木陰でひっそりと泣いているようなタイプだった。多分好きな女の子が出来ても、ずっとそうだったのかなぁ。
で、大学ではコンピュータの勉強をしていたから、勤め先の仕事はわりと大手の会社でSEをしていた。・・・多分、人と折衝する面が少ないからそれなりに勤まっていたとは思うけど、休みが無くて結構シンドイって話していたのを覚えている。

そして、僕がN君に少し遅れて就職するとき、僕はN君に手紙を出した。
一応幼馴染だし、社会人になる区切りだから手紙を書いて、”共に頑張って社会で生きてゆこう!”みたいなことを書いた。
・・・それっきり音信普通になってしまった。
っていうか、手紙にリアクションが無いから、こりゃ何かあるなって思ってしばらく様子を見ているつもりが、ずっとそのままになっているだけなんだけど。。

(いつも友達ネタを書くときはそうなんだけど)N君がこの記事を見ないことを前提に書いているのでぜーんぜんフェアじゃ無いし、あくまで僕が勝手に思っている範囲でのことなんだけど、音信不通になった理由は、ちょっとその手紙がクサイ内容過ぎたんだ。それで、N君はシャイだから、そういう僕の浮かれたとも取れるようなクサイ意思に対して面と向かって言葉が出せない。
まぁ、僕はそのとき本当にそう思ったから書いたんだけど、クサイことにクサイ内容で返してくれるほどN君はこなれていない。そして、それがN君の個性だ(^^;。。

そうしている間に、N君は仕事も辞めて、資格を取りに学校に通っている。

小さいころからの僕のN君観と手紙での出来事が相乗効果となって、僕はこのN君の資格取りはモラトリアムだと思っている。。
そして、このモラトリアムという言い方には、若干のネタミもあり、それはとりもなおさず、僕自身も上手く世の中を渡りきれていないことを意味している。

やっぱ幼馴染って、、、似ている(`д´;。
by bigbirdman | 2006-10-06 16:07 | 独り言 |