風に
2006年 11月 14日
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風に枯葉舞う。風がこすれる音。
木と風がぶつかり、ゴォと鳴るんだ。
木枯らしの風の強さに、僕は何となく不安になる。
姿はなく、音だけがそこにはあるから。
もし地球に何も無くて、風だけがあったとしたら、風の音はするんだろうか。
意味もなく、そんなことを考えてみる。
この耳にこすれる風の音。
それだけは聞えるんだろうな。
曇り空の下、斜面にそびえるケヤキの木。
風に舞うケヤキの葉が、昔あった古い感情を呼んでいる。
高木に守られて、モミジの葉っぱは、まだ紅葉している。
何かに守られて暮らしていた時代。
突然、信じていたものが消えてしまったかのような、喪失感に似た冬の到来。
自分の考え方一つで同じものが反対になったり、一日という短い時間で昨日とは反対の自分の立場に変化してしまったり。そんな自分を哀れんでみたり、うらめしく思ったりすること。
生きてきたという経験が、次に訪れるものを予感させ、確信させる。
冬の次は春が来るに決まっている・・・。
季節の変化はそういうものだけど、ホントは僕たち、未知の領域を日々生きている。「こうなったら、こうなるはずだ・・・」って、毎日信じながら生きている。それがスゴイ!エライ!
だから生き物はすべて、冬の間も成長している。
風が僕に与える不安は、生きることそのもの。
明日って、姿はなくたたずまいだけがあるような気がするもの。
そんな時間の流れの中を、みんなずっと生きてきたんだよって、ゴォと鳴る風は僕に教えているのかもしれない。
木と風がぶつかり、ゴォと鳴るんだ。
木枯らしの風の強さに、僕は何となく不安になる。
姿はなく、音だけがそこにはあるから。
もし地球に何も無くて、風だけがあったとしたら、風の音はするんだろうか。
意味もなく、そんなことを考えてみる。
この耳にこすれる風の音。
それだけは聞えるんだろうな。
曇り空の下、斜面にそびえるケヤキの木。
風に舞うケヤキの葉が、昔あった古い感情を呼んでいる。
高木に守られて、モミジの葉っぱは、まだ紅葉している。
何かに守られて暮らしていた時代。
突然、信じていたものが消えてしまったかのような、喪失感に似た冬の到来。
自分の考え方一つで同じものが反対になったり、一日という短い時間で昨日とは反対の自分の立場に変化してしまったり。そんな自分を哀れんでみたり、うらめしく思ったりすること。
生きてきたという経験が、次に訪れるものを予感させ、確信させる。
冬の次は春が来るに決まっている・・・。
季節の変化はそういうものだけど、ホントは僕たち、未知の領域を日々生きている。「こうなったら、こうなるはずだ・・・」って、毎日信じながら生きている。それがスゴイ!エライ!
だから生き物はすべて、冬の間も成長している。
風が僕に与える不安は、生きることそのもの。
明日って、姿はなくたたずまいだけがあるような気がするもの。
そんな時間の流れの中を、みんなずっと生きてきたんだよって、ゴォと鳴る風は僕に教えているのかもしれない。
by bigbirdman
| 2006-11-14 21:30
| 独り言
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