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フクロウくんのポンコツ的生活
musisasare.exblog.jp
週末BW(本編)
2007年 03月 11日 |
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ネコヤナギの新芽が膨らんできた(^^)。
木々の先端から現れる、うすぼんやりした緑色をみるとホッとして活力が出てくる。
葉の開きが遅い樹木でも、よく見ると冬間のただ黒いだけの梢ではなくて、ほんのり赤茶色に色付いている。命が生まれるまえぶれの色、なのかな。







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空に伸びるネコヤナギの新芽


春になると、鳥の世界でも(では?)恋の季節だ。
今日も、鳥たちのそんな一日を垣間見ることが出来て、微笑ましい気分になったんだ。
(みなさんの土地でも、シジュウカラやヒガラのさえずりをもう耳にしているかもしれません。あれは、鳥たちのラブソングですもんね。)

今日、フィールドに着くと、すぐにモズのキュルキュル・・・という甘えたような鳴き声が聴こえた。
冬の間はほとんど声も出さずに休耕田で虫などをついばんでいたので、しばらくモズの声を聴いていなかった。だから一瞬何の音か分からなかったんだけど、そのあとすぐに目の前をスーっと2羽のモズが、追いかけっこでもするように飛んできた。
オスとメスだった。これは、多分ペアリングでしょう。

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モズ(オス)


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モズ(メス)

「お!?この2羽はきっとうまく行く。」
他人(鳥)事ながら、直感した。  ←何言ってんだか・・・。

鳥によって、時期やペアリングの仕方は何パターンかある。
タカ類はもうつがいになっているものも多いし、カモ類では2月とか冬の期間で求愛行動をする。バードウォッチングをしていると、そういう光景をまぁ普通に見て「あれは、求愛行動だね。この時期にしては早いなぁ・・・。」などと語りあったりもしているけれど、鳥にとっては余計なお世話以外の何者でも無い。だから、もし邪魔をしてしまったら馬に蹴られて死ななくてはいけない(^^;。
・・・でも、照れ隠しもあるでしょ!バードウォッチャーが、そういう風に客観的になるのも(?)。やっぱ見たいし(爆)。

なんちゃって、冗談はさて置き、僕が今関心を持っているのは、カモメ類の春先の集団化が繁殖へどのように繋がってゆくのかってこと。
どういうことかっていうと、カモメ類は春先に特に、すごく大集団になる。そして生活の流れとしては、このあとペアになって、卵を産んで雛を育てるんだけど、この前段階としては、つがいになろうとする時期があるわけです。
ここで、その時期にどうやって相手を見初めるのかっていうことを知りたいと思っているのです。別に学術的にとかそんなんじゃなくて、あくまで自分のための、独自の解釈としてのことだけど。

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テトラポットで休むカモメ類

今日は、この集団を夕方にかけて2時間くらい見ていた。
それだけじゃ何も分からなかったんだけど、このテトラポットのカモメって、いつまでも同じ場所にいるわけじゃないんだよな、っていうまぁ考えるまでも無く、当たり前のことを結局確認した。
今日見て分かったことは、この集まりは、ただ見ている分には、何の前触れも無く突然一斉に飛び立つっていうこと。そして、そのうちの何割かはものの数十秒でまた同じテトラポットにすぐ戻ってきちゃうこと。
でも、それをこの2時間で数回繰り返す間に、気がつくと、全部のカモメがテトラポットからいなくなっちゃったんだ。どこに行ったかっていうと、海上ちょっと沖のほう(300、400メートル)。
それで長い固まりになって、ぷかぷか浮いていた。そういうのを見ていて、「カモメって夜はどこにいるのか」自分はそんなことすら分からないんだよな~ってふと気が付いたりもした。

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舞いあがったカモメの群れ(けして僕が飛ばしてしまったわけではありません)

卵を産む時期が来る前に、必ず恋の季節があるわけで(しつこいかな 笑)、それはいつなのかっていうと、多分、カモメだって今じゃないかな~。
三陸沿岸の観光地に行くと、よく目にする看板は「ウミネコ繁殖地」とか、「オオセグロカモメ繁殖地」っていう看板。だから、カモメにとってはもうここが繁殖エリアの範囲内なんだ。
だから僕が気付かないだけで、実はもうすでに求愛行動してんじゃないかなって思ったんだ。
カモメ類とかオオミズナギドリなんかでも、一つの島にグループで巣を作って繁殖する。だから常に集団で行動しているともいえる。つまり、カモメたちはきっと今、グループ交際している最中なんだ。・・・う~む、グループ交際ってしたことないけど、何か純情な感じだ(´Щ`)。

それにしても、いつ?どれが?求愛行動なんだろう・・・。
わからん。。

今日見た他の鳥


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ミコアイサ
もう北上したと思ってたんですが、また見ることが出来ました。この個体はもう少し南で越冬していたのかも知れません。
春先に北上してしまうと、また冬鳥をしばらく見れなくなるので、毎年この時期はすこし寂しいものです。


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冬の使者の代表、オオハクチョウです。でも、このハクチョウは翼を痛めているので、北へ帰ることはありません。今月で2年目の冬を越えようとしています。
by bigbirdman | 2007-03-11 00:54 | 鳥について |