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フクロウくんのポンコツ的生活
musisasare.exblog.jp
かなしさ と あかるさ と
2007年 03月 24日 |
町に出ると、よく顔をあわせる飲み友達がいる。
今日も、さっきまで一緒に飲んでいた。

僕より10も年上で、スピリチュアルな関心が高いやり手の実務屋さんだ。
二人とも、飲むのが好きだけど、今は決算時期でそれほど頻繁には飲みに行けないのに、飲みにいく度に二人顔をあわせる。年明けから、今のところ75%の確率で一緒に飲んでいる(^^;。





こういうのを腐れ縁というのかも知れないなぁ・・・なんて僕は思っていたんだけれど、今日は僕がソウルメートだと言われて、返事に困った。言葉の意味をあんまりよく分かっていなかったから。

その方は、奥さんを亡くされた。
そして、もうすぐ中学校に入る娘さんと二人暮らし。

縁があって、その方とは割りと込み入ったことまで知る仲になり、人のココロの深い部分を語りあうようになった。もちろん僕の経験なんてそれなりのごく平凡なものだけど、曖昧な表現をすれば、正直に二人の人間が話し合うことで、お互いの現状の精いっぱいの部分で触発されるような、良い会話をいつもさせてもらっている。

かなしさ と あかるさ と_e0029553_055780.jpg


何だって良い。今を前向きに受け入れるように心がけることでしか、開けてゆかない時代がある。
あるポイントまで自分を高めるために、必要な悲しさがある。そして、そんな悲しさなんて、本当は誰も必要としていない。

でも、ときにそういう悲しさはどんなにちっぽけだと思っている自分の人生にも、訪れることがある。

”自分の人生”

この言葉は、自分が独り、真実に独り、歩き出したときに、自分を励まし、そして前に進めるマジックワードみたいだ。

うまく言えないけど、多分、大切に思っている人の有限性。

どっちが先に死ぬということとは無関係の、無条件の有限性。
でも、永遠の現在形。

そういう時間が、バーンと目の前に拓けている事実。

自分が幸せになるっていうこと、それは”自分”があなたをも含んだ存在なのかも知れないって、ちょっとずつ気付いてゆくこと。人の悲しみは、自分の悲しみで、自分が明るいっていうことは、悲しみも明るいっていうこと。

僕の強さはあなたの強さで、僕とあなたは有限性で規定されている。

かなしさやあかるさや、いろんな事実を、そのときの自分が出来る最大限まで突き詰めたとき、ある種の共通の言葉が生まれてくる。

その言葉の道を歩くとき、自分は迷い無く、自由で明るく、愛情溢れる独りの人間になっている。
by bigbirdman | 2007-03-24 00:06 | 独り言 |