2007年 芽吹き
2007年 05月 06日
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ブナの新芽
やっと帰りました。
初日は、厚い雲に覆われて肌寒い天気の中だったけど、二日目ようやく昼近くから晴れ間が覗き、爽やかに林内調査を実施した。
2年ぶりの白神は、思い入れ十分キレイな新緑で、芽吹いたばかりのブナやハウチワカエデ、クロモジ、オオカメノキの若葉を見ながらの調査だった。
調査自体については詳しく書けないんだけど、こんな急斜面をよじ登って目的地の林内に到着したら、その林の中でくまげらの痕跡のある樹木を探し出す。その繰り返しが基本パターンなのです。それだけでかなりの運動量なので、僕とよめさんは日ごろの運動不足がたたって、2日目はバテテいたのです(^^;。
ブナ林の林床は、森が成熟するほど光が入りにくくなるためか、下草が少なくなってこんな感じのフカフカな柔らかい斜面になる。この落ち葉の間に種が入り込み、ヒョロヒョロと稚樹が出てくる。養分に溢れた暖かい地面で、スクスクと実生は育つ。こうしてブナの赤ちゃんが、アチコチから顔を出すんだ。
まだ葉っぱが広がったばかりのブナの木を見上げる。
緑と呼ぶにはまだまだの、むしろ黄色く映る若葉が枝先に点々としがみついていた。
今見えているこの青空も、あと数週間もすればほとんど見えなくなる。太陽の光を一杯に受けるために、このブナの木はたくさんの葉を茂らせる。
by bigbirdman
| 2007-05-06 09:07
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