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フクロウくんのポンコツ的生活
musisasare.exblog.jp
今回の写真より
2007年 05月 08日 |
今回の写真より_e0029553_23485075.jpg


サルはもう何回も見たことがある。
岩手の僕んところでも、北上高地に個体群がいくつかいる。

今回見たサル(5匹)は、ある程度人馴れしていたような気がした。まるで屋久島のサルのように観光地で人馴れしているのとも違った。観光客慣れしたサルは、人を目当てにしている。でも、白神のサルは、食べ物をねだったりしない。当たり前か(^^;。
そして、人間に対して攻撃的でもなく、まぁこちらの様子を伺っているのは仕方が無いことだけれども、なんちゅうか、自然体で自分たちの生活を送っている姿を見せてくれたんだ。

最初見つけたのは、こっちが先だったのかも知れない。
サルたちは、僕たちがいた斜面のピークをちょっとあっちへ降りた位置にいたみたいで、そこに生えていた亜高木の上で新芽を食べているところを、よめさんが最初に見つけたんだ。

今回の写真より_e0029553_031570.jpg


そのあと、サルたちはこっちに気付いたようだった。
僕たちも面白がって、しばらくじっと見ていたんだけど、少し後には、また調査に戻っていた。
僕たちは、それで彼らとの出会いに満足していたんだけど、それから30分もたった頃、僕たちがいる林の中に何とそのサルたちは入ってきたんだ。一番近い人で15メートルくらいの至近距離にいて、すぐそこで新芽を食べている。野生の生き物との距離感は、動物園とは違う。そして多分、この15メートル弱の距離は、レッドゾーンだったんじゃないかなって、僕は今でも思っている。
今回の4人のメンバーの反応が4者4様で面白かった。
とりわけ写真を撮りに近づいた僕と師匠は、同じ行動をとったけど、ココロの中はまったく反対だった。師匠は、かなりイケイケで近づいていたけれど、僕はビクビクで近づいていた(^^;。
結局事なきを得たけれど、もう少し近づいていれば、ちょっと危険だったかもしれない。

山って言うと、クマとかが確かに一番危険なんだけど、下手をすると、体が小さいサルたちの方が、こっちの気構えが無防備になりがちな分だけ、ケガをしてしまうリスクは高いのかも・・・。
なんて、僕は臆病すぎるので、ちょっと大袈裟に書いているのかもしれない。
いろいろ後から感じたことを振り返ると、結局、このサルのファミリーは、僕たちに好奇心を抱いていたような気がした。子ザルもいたから、こちらが変な行動を取れば危険だったかもしれないけれど、何となく穏やかな雰囲気を持ったサルグループだったなぁ・・・って、何の根拠も無く感じたんだ。

本当のところは、誰にも分からないんだけど(笑)。
by bigbirdman | 2007-05-08 23:48 | 小旅行 |