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フクロウくんのポンコツ的生活
musisasare.exblog.jp
久々マイフィールド
2007年 05月 27日 |
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今日は、久しぶりにマイフィールドへ出てみた。
一ヶ月くらい経つのかな。すごい勢いで伸びまくって、野草がぼうぼうだった。

今日ざっと見渡して、ほとんどの田んぼで田植えが終わっていた。
この辺りは兼業で田畑を作っている方が多いので、先週の土日あたりでもう終わっていたんだろう。

内陸の親戚(盛岡市の隣りの旧玉山村)も先週末が田植えだと言っていたので、今年は内陸と沿岸で田植えの時期にそれほど差が無かったようです。






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フジの花が咲いていた。フジの花のこの淡い紫色は、初夏の日差しに照りつけられる若葉の中で、一人涼やかに咲いているイメージがあって、どことなく高貴な気がする。自動車を運転していても、新緑の木立が続く国道沿いの山肌にフジの花を見つけると、「あ~いいなぁ・・・」などと、つい見とれてしまう。

もうすぐ終わっちゃうのがもったいないっすね(^^;。



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冬の間見られた多くのカモが、もうとっくに飛去しているので、川ではカルガモがのんびり餌を取ったり、昼寝したりしていた。あとは夏鳥のバンや留鳥のオオバン、カイツブリも何羽かいた。オオバンの数は冬場よりも少なくなったようです。
きっと若い個体が、繁殖地をこのフィールド以外に分散させたのかも知れませんね。
卒業生を送り出した後の先生の気分です。・・・何もしてませんが。

「みんな、それぞれの地で頑張って欲しい。」(←意味不明)



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今年のアシがじわじわ育ってきたので、この写真のようにクッキリと境目を呈していた。
もう少し乾燥した場所だと、もっと小面積で局所的に若いアシが生えてくるんだけど、生育条件の良好な水場のすぐ近くだと、こういう感じでいっせいに発芽していっせいに育つ。世代交代、一年のサイクル。あ、でもこの去年のアシはこれで終わりではなく、今年ここで繁殖する鳥たちに巣材を提供します。決して無駄なものは無い。

無駄が無い美しさが、この風景には潜んでいるってことも付け加えます。



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空を見上げると、子育て本番に入ってきたミサゴが二つがいほど飛んでいた。
餌探しに余念が無く、ホバリングしながら溜め池上空から、水中の魚を追っているようだった。
この時期のミサゴは、餌取りに一生懸命だ。そっちに集中している分だけ、近くでも観察できる。近くでも観察できるのは嬉しいけど、それ以上にそこまで一生懸命生きていることに、僕は感動する。



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オオヨシキリ
アシ原の中で巣をつくって繁殖するオオヨシキリと、それよりふた周りほど小さなコヨシキリという渡り鳥が盛んに囀っている。夏のアシ原と言えばこの鳥たちが主役なんだ。
4月に入ると、いつの間にか彼らが渡ってきていて、巣を作り、つがい相手を見つけて子供を育てる。

ツバメもそうだけど、つい1、2ヶ月前には遠い東南アジアで生活していたのに、日本へやって来るやいなや、ちゃんと自分の家を作り、着実にこちらでの生活を始める。人間の感覚から見て、ホントえらい奴らだな~って、やっぱり思っちゃう。
ごく当たり前にやってきて、まるで的屋さんがパパッと荷物を広げ、商売をはじめるような感じで新しく生活を始める。もちろんヨシキリたちにとっては当たり前なんだから当たり前にやっているんだけど(笑)、こういうのを見るにつけ、「地球って、人間だけのものじゃないんだよなぁ・・・」などと、腑に落ちるイメージを持ってココロから了解できるんだ。



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大きく喉を膨らませ・・・



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でっけえ口で囀ります!



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ハイッ、次はあっちにも。「ガオ~!!」

※「ガオー」とは鳴きませんので悪しからず。m(_)m
by bigbirdman | 2007-05-27 01:14 | 鳥について |