夕暮れの匂い
2007年 07月 23日
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夕暮れが近づくと、どこからか涼しい風が吹いてくる。
今日も日中は蒸し蒸しして、外を歩いていると半袖シャツと二の腕が擦れるあたりが、汗で引っ張られて窮屈に感じる。
比較的ラフな格好で外勤しているので、これでもまだマシな方なんだけど、これからしばらくは、厳しい日々です。
そんな暑い一日の終わりには、たまにだけど海岸まで行って釣りをしている人を見ながら、この涼風に吹かれている。
何にも考えないようにして、「あ~、あぢがった・・・」なんて、ひとりつぶやく。
港の近くに隣接されている観光案内所の前で、缶コーヒーを買っていたら、そこに勤めているおねえさんと、久しぶりにバッタリ出会った。
「ちょっとフクロウくん、久しぶりじゃない。携帯の番号教えてよ!」
開口一番、こう言われて
「え・・?」
となってしまいました。
ちなみにこのおねえさんは、50代(になったのかな?)の、大きなお子さんもいる普通のお母さんであります。いつも明るくて、気遣いの細やかなステキな女性なのです。
昔、ちょっと観光案内所に用事があったときに知り合いになったんだけど、この人も鳥が大好きで、なんかの話題で鳥の話になったときに、意気投合してから親しくなった。
そのころ、僕が苗字で呼んでいたら、「おねえさんと呼びなさい」と言われて、それ以来逆らえずにいるので、”おねえさん”もしくは”ねえさん”と呼んでいるのです。
ちなみに職場の社員同士でも、既婚者であれば血縁関係が無くても、”とうさん”、”かあさん”とお互い呼び合う同僚もいるので、そういう習慣なのかもしれない。
ただ、温泉仲間の先輩もそうなんだけど、未だに自分のよめさんを”おっかあ”と呼ぶのだけは、ちょっとできません。
同僚同士で「今日もおっかあの弁当か?」なんて会話をするんですが、ここでの”おっかあ”がだれのことを言っているのかピンと来ず、かといってどうにも慣れずにいて、いつも一人置いてけぼりにされたような気持ちになるのです。。
地元の習慣に染まりたい気持ちは強い方だと思うのですが、どういうわけかこれだけは、これからも慣れることは無いと思います(笑)。
いつものように話が逸れました。電話の話でしたね。
観光案内所では、当然、観光用の案内板やパンフレットを作ります。で、そのときに、野生動物も観光の目玉の一つなので、いつ頃卵を産むとか、いつ頃産卵にやってくるのか、親鳥と子供の見分け方などなど、海鳥の生態について結構知りたいことが結構あるみたいなのです。
なので、そのときすぐに(せいぜい数種類の鳥に関してですが)、僕に電話で聞けるように携帯電話の番号を聞かれたというわけです。
別になんてことは無い、普通のやりとりなのですが、会うなり電話番号教えろって言われたこと無いので、一瞬ですが混乱してしまいました(^^;。
何だか可笑しな自分だな~と思いました。
まだまだ空が湿っぽさを保っているので、もう少しは梅雨の日が続きそうです。
今年は何日海水浴が出来るんだろう。
もう水の冷たさばかりを気にしながら泳いでいるようなものだけど、盛岡の姪っ子や学生時代の友達が遊びに来れたら、一緒に泳ぎたいものです。
by bigbirdman
| 2007-07-23 23:46
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