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フクロウくんのポンコツ的生活
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春爛漫
2008年 04月 22日 |
日本酒銘柄のようなタイトルですが。。

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今月の写真に掲載した蕾が咲きました。
真っ白なモクレンの花は、毎日通勤途中の自動車窓越しに横目でチラチラ見ていたのですが、このあいだの日曜日にやっと写真に収めることが出来ました。
地面には花びらが落ちていて、すこしずつ春がピークを迎えているのを確かめるようでした。
春の嬉しさを忘れたくない。
そういう気持ちで写真に収めるのが、この時期の特徴ですかねぇ。

職場の植え込みでドウダンツツジも可愛い鈴のような花を咲かせて、早くも小さな葉っぱが瑞々しい緑色を覘かせていた。
何の植物でもそうだけど、冬の間は枝しか見えない木々たちが、これから葉っぱを展開させてゆく様は、やっぱり一緒に生きているんだなぁって思ったり、辛い時期を一緒に乗り越えたんだよなぁって、ちょっと擬人法的に感慨の思いに浸ってしまいます。

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レンギョウの花。
この黄色は、少し暗めに露出を調整しています。
僕の写真は、基本的に暗めに写して、白黒のギャップを強調する手法で撮影することが多いです。今回、ブログのスキンを変えたのですが、前までの背景が黒ベースのスキンだと、写真の陰影がさらに強調されるような気がしていたので、丁度そんな僕の写真に合い、しばらく好んで使っていました。写真のサイズが大きく掲載できるのも良い特徴でした。
僕と同じく写真を大きく載せるブログをやっている方は、結構な割合であのスキンを使っていました。(でも、明るい背景で久しぶりにやってみるかということで、日曜日から(だったかな?)このスキンにしました。)


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家の前にアスファルトを剥がしつつ育っている桜の木。
しょぼい小さな桜なんだけど、毎年一生懸命花を咲かせてくれるから、つい「今年もアリガトね」って、口にしてしまいます。この家に住み始めて9年目に突入したので、9回目の桜吹雪を見せてくれたことになるんですね。
そんなに長い付き合いなんだな~って、今記事を書いていてそう思いました。
僕が25歳になった春から、就職してこの家で暮らし始めて、いろんなことがあったけど、毎年春にはこの花を見ていたというごく当たり前のことに、9年という時間の重みが相まって、感慨の気持ちになっているんだと思います。ホント、、いろいろあったしこれからも色々あるんだろうな。。

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夜桜だとこんな風になります。
風の強い夜だったので、シャッター開放時間が長い分ピンボケちゃうんですね(^^;。
のんびりした人が、少し天然ボケなのと同じです(意味不明)。

夜桜って、少し怖い。綺麗過ぎると少し怖い。
夜に映えるこの花びらの白は、花期の短さも手伝って、生きものの儚さを強調しているような気がする。梅の花の白色が健康的だとしたら、桜の白は怪しげだ。蛍光灯に映える白。
梅が健康的だなんて、今思いつきで書いたんだけど、、何かしっくりする。
ナンデだろ??
花の後に実が成るからかな??

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しだれ桜は、こっちでは普通の桜より少しだけ花期が早い。
色濃く塗られたピンクの花が、少し遅れた白い桜の花びらと重なる風景は、気持ちを華やかにしてくれる。
そう。花が咲くことで、嬉しい気持ちが自然に沸いてくる。
そういう春の嬉しさを、ずっと覚えていたい。だから、毎年春になるとそわそわしてくる。

今日はようやく、キビタキ(鳥)の鳴き声を聞いた。
キビタキやセンダイムシクイのように、新緑が似合う鳥がいる。
メジロのように桜の花が似合う鳥もいる。

それぞれの時期にあわせて、僕たちが季節を感じる生きもの達がいる。
春はいっせいに、生きもの達が活動し始める。いつもと変わらず、裏山の雑木林を見ているだけなのに、このワクワク感はなんなんだろう(^^)。

春がすごく好きだ。
自分が生まれた季節が、春でよかった。
多分、こういう活き活きした空気に包まれて自分が生まれてきたんだろうな。
そう思えるだけで、何だか嬉しい。
by bigbirdman | 2008-04-22 23:39 | 生活の中で |