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フクロウくんのポンコツ的生活
musisasare.exblog.jp
帰る場所
2009年 02月 19日 |
静かな里山風景に風が吹いている、それ以外の音がない世界だった。
枯れ枝一本一本が春を待っている。
目をつぶって、自意識を風景にやつすようにすると、枝一本の気分が分かるような気がした。

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世間では、千の風の歌が流行ってから、法事や葬儀にこだわらない人たちが増えてきて、墓石屋さんや仏具産業の景気が落ち込むと言う社会現象が起こっていると、何かのニュースで読んだ。
でも、こんな風景を見れば、自分が死んだらお墓の中に入っているなんてあり得ないと自然に思う。



死ぬときって、意識がどうなるんだろう。
言葉は限界があるから、感覚でイメージするんだけど、やっぱりよく分からない。
でも、自分っていう意識が自分の体から乖離しても、心地よいものを求めている自分の本質は何も変わらないような気がする。。

ゲラゲラ笑いながらカクッと死ぬんじゃないかな・・・なんて、自分の願望を想像に載せている。


生きているって、こだわりの所作だから、自分が今大切に思っていることに全力で向かっていたい。
自分のこだわりが無くなって、途方にくれるときまで。

鳥を通じて、これからもたくさんの素敵な人たちと知り合えること。いつか美味しいコーヒー屋をやってみたいこと。大切な家族が一緒にいてくれること。そうやって、エッチラオッチラみんなで暮らしているこの世界が、本当は素晴らしいものであると思いたい。
・・・そう思える強さがほしい。
by bigbirdman | 2009-02-19 23:30 | 独り言 |