フクロウくんのポンコツ的生活
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カテゴリ:鳥について( 74 )
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2009年 05月 28日 |
風呂上りに縁側に出て窓を開けると、キョッキョッキョッキョ・・・とヨタカが鳴いていた。
「はぁ~、もうヨタカか・・・。」
などと、ひとりつぶやいてみた。
静かなヤミの奥から、ヨタカのただ鳴き続ける声が聞こえてくる。
ヨタカのこの単調な、囀りと言えるのかも疑わしい音声に、どこか心を惹かれる。
ひたすらお経を唱える修行僧を連想する。そして、聞き入ってしまう。

時間は過ぎ去るのが早く、”ワ~イ、春だ!”と思っていたら、とっくに青葉も大きく逞しくなっていた。
職場の裏山では、シジュウカラの巣立ち雛がまだパヤパヤした感じで、伸びきらない少し甘えたようなジュジュ・・と濁った声で鳴き交わしていた。
シジュウカラは早いほうだけど、とにかく小鳥界では、卵はとっくに孵り、もう育雛の時期です。


虫や花芽などの餌が豊富になるこの時期。
その時期に合わせて、子供たちが育ち盛りになるように、親鳥は頑張って卵を暖め、雛を育ててきた。

あともう少しだよ、と、町行く鳥をただ見ている。
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2009年 05月 17日 |
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ポカポカ陽気の中、遠くに雪解けの山を見た。この時期は、暖かい日と寒い日が順番にやってくる。
こんな天気が続いている間は、まだ春なのかな。

裏山の斜面から、鳥の声がする。夏鳥も大分渡ってきたようだ。それでも、繁殖期に入ったせいか、一時に比べて鳴き声はあまり聞こえない。それでもよく目を凝らしてみていると、静かに枝から枝へとすばやく動いてゆくのが分かる。もう孵化しているから、親鳥は餌やりに一生懸命だ。

時間の経過と共に、鳥たちもちょっとずつ心境が変わっていくのは、見ていて面白い。

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虫のようなヤブサメの鳴き声。遠くから響いてくるツツドリの声は、どこか牧歌的で微笑ましい。
お馴染みのウグイスも、4月初めの戸惑いがちな声からは想像つかないほど、張りがあって伸びやかだ。
河原に行けば、ヨシキリが騒々しく、ムクドリの雛は、親鳥が巣に近づいただけで我先に餌にありつこうと、ジャッ・ジャッ・ジャッと競っている。
そして、それを見ていたスズメは、ムクドリの親が再び飛び去ると、巣の中がどうなっているのかと覗きにゆくが、警戒した親鳥がすぐさま引き返してきて、「コラ~!」なんて言っているかのように追い返す。

みんな自分の生活に一生懸命。鳥は、季節と上手に溶け合って、1年というサイクルを過ごす。
春夏秋冬、ほんの1年の時間の中で、鳥は人の何十年というくらいの生を感じているのかも知れない。
そもそも、時間は関係ないのかも知れない。
地上に生きる人間の精神的な成熟のカタチっちゅうのは、自然の中にすでに見て取れるものなんじゃないか。
それなのに、生きるもの全て行き着く先は同じなのに、人間は何十年も掛けて成熟してゆく。

常に自分に出来ることなんて、とてつもなくちっぽけなことでしかない。
何とも不器用な生を生きているんだろうなぁ・・・なんて、よく分からない内省をしております。。
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2009年 04月 21日 |
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岩手山の雪がだんだん溶け始めてきた。
この山のふもとに住む人たちは、この雪解けの斜面を見て今年は暖かいとか、雪の多寡についても話題にするみたいです。今年は春が早いような気はしているのですが、その方々から見るとどう感じてらっしゃるのでしょうね。

先週の中ごろ、キビタキの鳴き声を聞いた。その週末には、盛岡に行く運転中にセンダイムシクイの声がした(ような気が)。そうそう、ツバメも先週の中ごろでしたっけ。この2週間くらいで、一気に夏鳥がきたみたい。
岩手山を見るまでも無く、これこそ暖かくなってきた証拠ですね。

冬の間、里に下りてきた鳥たちは、岩手山の雪解けを見て感じるものがあるのかな。
だんだん山肌が遠目には群青色に染まってくるのを見て、ウグイスたちは山へと向かってゆくのだろうか。
視覚だけじゃない、風の匂いとか動きやすさとか、そういう感覚の結果、山に帰ってゆくんでしょうね。毎年のことなんだけど・・・、何だか不思議だなぁ。


いつもの橋げたに、ツバメが輪を描いて飛んでいる。
雑木林を元気に飛び回る、エナガやシジュウカラの姿。
遠くの森からは、ツツピン、ツツピン、ツツピン・・・と早いテンポのヒガラの囀り。
金属質にツッ・・ツッと鳴くのは、ホオジロの仲間(アオジかな?)でしょう。

霞がかった空へ顔を上げ、軽く目をつぶっていると、活き活きとした鳥の気配が耳から眉間から伝わってくる。

今年も無事に子育てを頑張れよ!

なんて気持ちを込めて、飛び交う鳥たちを眺めているのです。
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2009年 03月 06日 |
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水浴びでご機嫌なのか、身体が痒いのか、キンクロハジロ。
しぶきを散らして、クイクイ水をかいて進んでいた。

先月までとは明らかに違う、彼らのスプラッシュ。
風に舞い、水と踊り、身体を通じて会話をしている。本当にそう思う。

多くの言葉を必要としないものたちは、自然の中でただ、雄弁になっていた。
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2009年 03月 03日 |
また来てね~!

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バイビー!




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って、思ってたら一本北側の川へ降りてゆきました(^^;。
ちと気が早かったかもしれません。。
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2009年 02月 25日 |
町ではすっかり溶けたものの、空から降ってくるものはまだ雪混じりで、風は硬い感じがします。
でも週末に鳥を見ていて、ようやく水がぬるんできたような気がしました。
1月の海や川は、変な表現だけどトロトロしていて、水に粘り気があるような印象を受けるんだけど、最近はトロトロがサラサラになってきた。そして町が水蒸気に包まれるように日中白っぽくなってくると冬も終わり、春になってきます。春霞(はるがすみ)ってこれかな?
実際、暖かい日にはもう水蒸気で白っぽくなってきているんだけど、これからもっと暖かくなってくると、もっと分かるようになってくる。そしてウキウキしてくるんですね(^^)。

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カモメはまだお休み中。ゆっくり休んで春から頑張ろう!(←何を?)


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漂う川面の流れも伸びやかに。カモたちも、はしゃいでいるのを度々見かけるようになってきました。


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もうホオジロは囀り(さえずり)を始めていましたよ。早いですね~。やる気満々ですな(←何を?)


この1週間の間に、虫にも動きがあったのか、今日は職場の裏山でシジュウカラが一生懸命地面をほっくり返してました。オス同士で追っ掛けっこしているのも、春っぽくなってきたような気がして。。いいぞいいぞ!

もう思い込んだら、何を見ても春らしく見えてきますな。
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2009年 02月 24日 |
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日曜日は地元の猛禽類調査だった。
猛禽類って、ワシとかタカの仲間のことです。

久しぶりにイヌワシを見ることが出来たので、大変満足の行く鳥見でした。
でも、望遠鏡でやっと分かるくらいの距離だったので、残念ながら写真は諦めてました。

その代わりの写真はミサゴという鳥で、魚を食べます。調査中に上空を飛んでくれたので、急いで撮りました。
魚を食べるから、一年中見ることが出来ても良さそうなのに、11月くらいからこの鳥は、パタリと姿を消します。そして、早い時期では1月後半、遅い年は2月の中旬頃にまたフィールドに戻ってくるのです。・・・どこに行ってるんだろう?

大切そうにしっかりと両足で魚を掴んでいますね。
いつもしっかりと掴んでいます(笑)。

鳥はいつも、食べることに一生懸命。でも、よく考えると、僕たちもそう。
一番大切なベースの部分は、何も変わらない。

偉そうに悩んだり語ったりしていても、腹が減るんだ。
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2009年 02月 22日 |
一昨日の明け方に短時間で積もった雪だけど、日中の気温上昇で大雨に変わり、ほとんど溶けてしまった。
朝方雪かきしたのに、帰ると道路の端のほうだけ、申し訳程度に積雪の後が見受けられるだけだった。
「な~んだ。雪かきして損した。」
そんな天気だったので、窓から大雨を眺めつつボソッと職場でつぶやいたら、周囲の同僚も頷いていた。
みんなも雪かきお疲れ様でした。


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土の匂いに誘われて活気付くツグミ(ちょっと眠そう)

暖かいから雨が降った。
温かい水は、土壌の何かの目を覚まさせるのだろう、急に土の匂いが立ち始めたような気がした。
ツグミが一生懸命休耕地の地面をほっくり返していた。あまりに懸命なので、見ていて軽く声に出して笑ってしまった。
いっぱい食えよ。


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せっかくの採餌中にうっかり飛ばしてしまったヒドリガモ(口の周りにお弁当つけております)

ヒドリガモも春先は最後の方まで残っている鳥ですね。ヒドリガモ”も”と書いたのは、県内ではツグミも案外遅くまで残っているから。何日か前のエントリーで、ツグミの北紀行がもうすぐ始まると書いたけど、ちょっと格好つけて書いた訳で、本当は4月くらいだったら結構見られるのでした(^^;。

大きな地球の変動にフィットさせて、鳥たちは素直に生活を営んでいる。
その変動の先にあるものは・・・、なんなんだろう。
でも、自然のサイクルが変わらないことが一番だとも、、思わない。
どういう風に遷移していくのかが大切だとは、思っている。
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2009年 02月 05日 |
この2日ほど、午前10時も過ぎると暖かな日差しが差す陽気だった。
職場の裏山の斜面では、たくさんの小鳥たちが集まって、枯れ草に残った種や実をついばんでいた。

シジュウカラ・ヤマガラ・ヒガラ、キツツキの仲間は御三家が登場。コゲラ・アカゲラ・遠くの林からはアオゲラの鳴き声。鳴き声がまた鳥を呼んでくる。ホオジロ、カシラダカ、アオジ、ウグイス、シメ、ツグミ。やぁ、たくさんやって来たものだ。

ふた月も前、フジの実が鞘(さや)からバチンと大きな音を出してこぼれ落ちたのを、びっくりして見ていたものだったけど、そのこぼれた種が今は小鳥たちのおなかを満たしている。
裏山の斜面では、今日はイソヒヨドリが地面をほっくり返していたから、もしかしたら、その種を食べに来たのかも知れない。

イソヒヨドリの気を引こうと、高い音程で口笛を吹いてみた。さえずりの節回しは複雑だから、適当に何となく真似をして(笑)。
そしたら、ピタッと動きが止まってしまった。「・・・アヤシイ・・」とでも言っているかのようなリアクションに、思わず一人で笑ってしまった。少しして、また餌を啄ばみはじめたころにまた”ピョロ~♪”。すると、またピタリ。律儀にリアクションしてくれるのが面白くて、何回か繰り返してしまった。

やがて電線に移って毛づくろいした後、海のほうへ飛んでいった。

そして、その飛び立ち姿が美しかった。まるでUFOが(見たこと無いけど・・・)一直線に水平移動するみたいに、スーーーっとまっすぐに、海のほうへ飛んでいったから。電線から足が離れたことにも気付かなかった。

ただ吸い込まれたみたく、遠くへ飛んでいった。

口笛を真似して、からかっているつもりだったのに、その美しさにこっちが遊んでもらっていたんだなって、ハッとして思った。

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人も動物も、野外にいるときが一番活き活きして美しく感じる。
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2008年 11月 18日 |
県外在住の野鳥観察の師匠にあたる人が、週末マイフィールドに来てくれることになった。
ブログにアップするとたくさんの人が集まってしまうほど、意外と珍しい鳥が確認できたこともあって、いまのこのフィールド環境を視察してもらいたかったから。

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これは普通の渡り鳥、カシラダカくんです。(おいら、ホントは普通の鳥が好きなんですけどね)

実はマイフィールドでは、土地改良の関係で大幅な環境変化が起こりそうな気配が漂っていて、僕も一応有識者として関わっている。(農地から工場敷地に変わる動きがあるのです)




僕のような根無し草の自然愛好家から見れば、どうにかして、この野鳥の楽園を維持したい。
一方、もともとは農地だったけど、高齢化の波に押されて耕作放棄地が目立ってきた、生産性の無い、無駄な土地の所有者としていらっしゃる、このフィールドの持ち主さんたちの、土地を何とかしたいという気持ちもすごく分かる!


生まれてから死ぬまでの間で、常に何かと何かの間で人生は進んでゆき、何かと何かの間で、どちらかを選択して生きてゆく。

自然愛好家と土地所有者。
この優先順序への価値観は時代と共に変化するから、僕は自分の順序をただ主張することだけはしたくない。とはいえお金に換算できないけれど、将来の世代にとって残した方が有意義な、そんな大切なものがマイフィールドにはきっとある。二律背反の共通項を探ること。

中坊公平さんの気持ちが分かる(合意形成は、熱い涙形成なのか?)。
多分の政治とかもそうかな。たとえ、それに頷いてしまうと自分が不利になったとしても、あえて全てを認めた場所からスタートすることだと思う。

想いの初期設定としては、日本人って、そういうことができる民族だと思う。ってこと。


・・・結構難しい問題に接している。
どこか抽象的で分かりにくかったら、ゴメンナサイ。

でも。
読み手にとって、環境問題から離れていても、ペーソスとして生活の中の話として、意外と身近に有る問題かなと思ったから。

ヒトリゴトのようにつぶやいております。
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