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フクロウくんのポンコツ的生活
musisasare.exblog.jp
2009年 05月 31日 |
5月_e0029553_23245262.jpg


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# by bigbirdman | 2009-05-31 23:59 | 今月の写真 |
2009年 05月 28日 |
風呂上りに縁側に出て窓を開けると、キョッキョッキョッキョ・・・とヨタカが鳴いていた。
「はぁ~、もうヨタカか・・・。」
などと、ひとりつぶやいてみた。
静かなヤミの奥から、ヨタカのただ鳴き続ける声が聞こえてくる。
ヨタカのこの単調な、囀りと言えるのかも疑わしい音声に、どこか心を惹かれる。
ひたすらお経を唱える修行僧を連想する。そして、聞き入ってしまう。

時間は過ぎ去るのが早く、”ワ~イ、春だ!”と思っていたら、とっくに青葉も大きく逞しくなっていた。
職場の裏山では、シジュウカラの巣立ち雛がまだパヤパヤした感じで、伸びきらない少し甘えたようなジュジュ・・と濁った声で鳴き交わしていた。
シジュウカラは早いほうだけど、とにかく小鳥界では、卵はとっくに孵り、もう育雛の時期です。


虫や花芽などの餌が豊富になるこの時期。
その時期に合わせて、子供たちが育ち盛りになるように、親鳥は頑張って卵を暖め、雛を育ててきた。

あともう少しだよ、と、町行く鳥をただ見ている。
# by bigbirdman | 2009-05-28 22:38 | 鳥について |
2009年 05月 22日 |
夕暮れ縁側_e0029553_22424077.jpg

日が一日ずつ長くなっている。
少し早めに仕事が上がったので、まだ明るいうちに帰宅した縁側で、雑草だらけの庭を見ていた。

何だか穏やかな気分になるなぁって思うと、そういえばいろんな鳥の声が聴こえていた。
家は谷あいに建っているので、この時期いろんな鳥の声が聴こえる・
もちろんメインアクターはウグイスだけど、裏山の斜面には広葉樹が多いこともあって、脇役たちも盛んに声を聴かせてくれる。

キビタキ、オオルリ、トラツグミの声もする。
トラツグミは、夜によく聴く印象があったけれど、そういえば今朝は、盛んに鳴いていたっけ。
トラツグミは、ピーー・・ピーー・・と少し寂しげに鳴くんだけれど、その音階はウグイスのホーホケキョと鳴く、その”ホーー”の部分に似ているような気がするから、もしかしたらその”ホーー”の部分に釣られて鳴いているのかもしれない。鳥はそういう素朴な部分がある。

夕暮れ縁側_e0029553_230224.jpg


夕暮れに、ジャガイモの苗が順調に育っている。
バターを載せてオーブントースターで焼いて食べると、何とも美味しいですよね。
この時期は、命がひしめいている。
お互い何かを引き合って、競争しあって自分を育て上げる。
活気とは、そういうもんだと思う。

突き詰めて考えれば・・・太陽って偉大だ。
# by bigbirdman | 2009-05-22 22:47 | 独り言 |
2009年 05月 19日 |
日中は、軽いフェーン現象のような、汗を誘う熱風が町に吹き渡った。
お互い顔を見合わせては、「暑いねぇ・・・」なんて言葉を交わしておりました。
でも今はまだ、時折戻ってくる寒さよりは、暖かさの方が嬉しいような気がする。
夏になったら、そうは言ってられないけどね。
笑っちゃうくらい、突き抜けるように明るい青空。
暑い風と少しは凛々しくなった木々の緑が風に揺れる音に、ふとモノラル音源の楽曲から感じるような、無骨だけど、生きている感覚を感じた。

夏の片鱗_e0029553_051270.jpg

といいつつ、夕日の写真なんて載せちゃったりして。。
# by bigbirdman | 2009-05-19 22:23 | 生活の中で |
2009年 05月 17日 |
温泉地で見た風景_e0029553_22554036.jpg


ポカポカ陽気の中、遠くに雪解けの山を見た。この時期は、暖かい日と寒い日が順番にやってくる。
こんな天気が続いている間は、まだ春なのかな。

裏山の斜面から、鳥の声がする。夏鳥も大分渡ってきたようだ。それでも、繁殖期に入ったせいか、一時に比べて鳴き声はあまり聞こえない。それでもよく目を凝らしてみていると、静かに枝から枝へとすばやく動いてゆくのが分かる。もう孵化しているから、親鳥は餌やりに一生懸命だ。

時間の経過と共に、鳥たちもちょっとずつ心境が変わっていくのは、見ていて面白い。

温泉地で見た風景_e0029553_2334640.jpg


虫のようなヤブサメの鳴き声。遠くから響いてくるツツドリの声は、どこか牧歌的で微笑ましい。
お馴染みのウグイスも、4月初めの戸惑いがちな声からは想像つかないほど、張りがあって伸びやかだ。
河原に行けば、ヨシキリが騒々しく、ムクドリの雛は、親鳥が巣に近づいただけで我先に餌にありつこうと、ジャッ・ジャッ・ジャッと競っている。
そして、それを見ていたスズメは、ムクドリの親が再び飛び去ると、巣の中がどうなっているのかと覗きにゆくが、警戒した親鳥がすぐさま引き返してきて、「コラ~!」なんて言っているかのように追い返す。

みんな自分の生活に一生懸命。鳥は、季節と上手に溶け合って、1年というサイクルを過ごす。
春夏秋冬、ほんの1年の時間の中で、鳥は人の何十年というくらいの生を感じているのかも知れない。
そもそも、時間は関係ないのかも知れない。
地上に生きる人間の精神的な成熟のカタチっちゅうのは、自然の中にすでに見て取れるものなんじゃないか。
それなのに、生きるもの全て行き着く先は同じなのに、人間は何十年も掛けて成熟してゆく。

常に自分に出来ることなんて、とてつもなくちっぽけなことでしかない。
何とも不器用な生を生きているんだろうなぁ・・・なんて、よく分からない内省をしております。。
# by bigbirdman | 2009-05-17 23:30 | 鳥について |