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フクロウくんのポンコツ的生活
musisasare.exblog.jp
寒さ再び
2006年 01月 20日 |
冬の寒さは、じんわりと効いてくる。
地表面の温度変化と、上空の温度変化には時間差があるから。

日中の温度上昇と夜間の冷却。
「暖める」と「冷やす」の呼吸。
夏は、午後3時を過ぎてもまだ気温が上がる日がある。
冬は、午後3時にはもう風が冷えてくる。

今年は、日本のあちこちでハクチョウが多数飛来しているという。
東北や北陸で有数の越冬地では、水辺が結氷しているのかも知れない。
そこであぶれてしまったハクチョウたちが、あちこちへ迷走しているのかも知れない。

暖と寒。吸うと吐く。
この地球のリズムが少し変わっただけで、多くの生き物たちにいつもとは違う影響を与える。
もし今の日本に、こんなにたくさんの水辺の環境が無かったら、いつもの越冬地であぶれてしまったハクチョウたちはどうなるんだろう。おそらく餌が摂れなくて、衰弱してしまうんだろう。

「自然の豊かさ」とは、今ではあちこちで重要性が浸透しつつある事柄。
けれど、これからもっと地球が温暖化されて、リズムが少しずつ崩れていく過程で、桜の開花時期の早まりなんかじゃなく、もっと切迫した見て取れる環境変化が起こってくるんだと思う。

今から、ちょっとした変化にも注意して。
そこから考えられることを、想像力をいっぱいにして思い描いて。
「自然の豊かさ」は、ギフトじゃない。ただの状態に過ぎないんだ。
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by bigbirdman | 2006-01-20 08:42 | 生活の中で |