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フクロウくんのポンコツ的生活
musisasare.exblog.jp
博士、帰りました。
2006年 06月 29日 |
イスラエルの鳥博士は、今日次の訪問地であるタヒチへと飛んだ。
最後に、地元の魚市場で朝食を食べてみんな笑ってさようならをした。

最後まで、笑いのキーワードは、まんぼうだった。
・・・市場のマスコットキャラクターが、まんぼうだったから(^^;。
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電車に乗ったところで、グッときたけどみんな笑ってさようならをした。
通訳さんだけ泣いていたかな。

金曜日に出会って、一週間弱のお付き合い。
鳥で繋がった、不思議な縁だった。

まんぼう事件では、一瞬気まずくなったけど、世界のあちこちで旅をしている男は、どこか突き抜けたところがあって、アジアンテースト(?)を愉しんでいるナイスな男だった。

昨日の夜。地元の友達を集めて、さよならディナーをした。
どういう訳か、女性の友達ばかり集まったから、僕と博士は大喜びで会話も弾んだ。

「実は、僕は男が一番嫌いなんだ。」
「あ、ホント?僕も!]
何て、冗談言ったりした。

ご飯の後、ホテルのラウンジで、コーヒーを飲みながらみんなが名残惜しくて、11時を過ぎてもまだおしゃべりしていた(^^;。

博士は、今度出す本の最終稿の手直しが急きょ入ってしまったため、最後の2日間はホテルに缶詰状態だった。


電車まで見送りに行って、シートに荷物を置いたとき、
「君はどこまで行くの?」
て聞かれたから、僕は
「うん、ちょっとタヒチまで・・」
って答えたら、また大笑いになって、周りの目がちょっとだけ恥ずかしかった。

どんな出会いにも別れがある。
でも、大人は次の出会いを信じて笑ってさようならをするものだ(^^;。

博士は、2日間の缶詰で疲れ果てたのか、この電車の中ではすっかり寝てしまったとのことで、通訳さんが、写真メールを送ってくれた(笑)。
博士、帰りました。_e0029553_2159255.jpg
旅を続ける人は、どうしてこうも魅力に溢れているのだろう?
鳥の研究というククリで、あの船の中で、僕は博士の後ろ姿を見ながら何かを貰ったのだろう。
ひとつのものに熱中すること。
全てをある一点に集約すること。
そういう生き方ができるのだったら、
人生って、そう複雑なものでもないような気がした。










今回の通訳さんは、実は博士のガールフレンドだったんだ(蛇足ですが日本人です)。。
ダイビングに興味があった彼女は、数年前に日本のどっかの島でH博士と出会った。
博士が日本にやってくるときだけ、タイミングをあわせて一緒に旅をする。
そういう関係。

博士の人間性に惚れて、英語を勉強し始めて、博士のアシスタントをつとめる彼女を見て、僕は清清しい気持ちだった。

「もう、あたし英語なんて一生使うつもりなんて無かったんだから。でも、ついに去年、カメラのさくらやで、電子辞書買っちゃったのぉ、アハハ!」

「鳥なんて全然興味なかったのにH(博士)の影響で、双眼鏡買っちゃったわよぉ。もったいない!」

博士が好きだから、通訳したい。
意思がお互い通じなくて、ケンカもしていた。
でもそれって、どうってこと無い。
博士もそんな彼女の気持ちを知っている。

それにしても・・・、僕が好きな人たちは、どちらかと言えば、人付き合いが下手ね!
でも、みんながそうだから、それが当たり前のような気がしてくる(笑)。

みんなどこかずっこけてて、要するに損している。
タイプ的には、普通に世渡りができる人たちからは、いじめられる方かも知れない。。
でも、、なんだか底抜けに優しい。

みんな勉強なんて、あんまりできない。
全然お金持ちなんかじゃない。
若くもないし(ゴメンナサイ)。

そうゆうことじゃなくて。
全然上手く言えないんだけど、なんか自然で、とっても大陸的な(orz・・)人付き合いをみんなでしている。

・・・とにかく僕は、幸せものだ(^^)。

博士と通訳さん。
とどのつまり、僕はとても居心地がよかったんだ。

博士と通訳さん。
今度は12月に三宅島で会う約束をして別れた。
by bigbirdman | 2006-06-29 21:48 | 生活の中で |