フィールドにて
2006年 10月 29日
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夜明けの赤が美しすぎて、もうすぐ明るくなることが口惜しい。
鳥達は、この朝焼けをどう感じるんだろう?
スコシズツ アタタカク ナルヨ
大人の鳥は、若い鳥にそう教えているところかも知れない。
アタタカイノハ シアワセダネ
少しマセタ若鳥は、そう言って舌を出しているのかもしれない。
鳥達の会話を聞いてみたい。
聞き耳頭巾みたいに。
きっと驚くくらい素朴な感情で、自分たちの時を生きているんだろう。
と、僕は勝手に想像している。
アノ木実ヲ タベヨウ
オイシイネ
アノヒトハ ナニヲ シテイルンダロウ
ボクタチヲ ミテイルネ
サア ユコウ チョット トオイヨ
渡り鳥は、ときに数千キロの旅を行く。
僕と渡り鳥。
この旅程で、ほんの一時、広い空の下、羽を休めた地で出会うということは、なんて偶然だろう。改めて思う。
でもそして、誰かと誰かが出会うことも、本当はこんな偶然だっていうことに、僕は頭の中では分かっていても、そのことをしょっちゅう忘れている。嬉しいに貪欲になり過ぎて、嬉しいに鈍感になっているんだ。
この親の下で自分が生まれたこと。
親から見れば、この自分に、この子が生まれたこと。
生き物は、そしてきっと人間も、連綿と続くこの喜びの延長に生きている。
それを鳥達は、教えてくれる。きっと鳥達は、この喜びで数千キロの旅を繰り返してゆく。
きっとそうなんだ。
ススキの実を、嘴の周りをいっぱいによごして、頬張って食べているカワラヒワ。
名前も知らない小さな雑草の芽を、僕に気がつかないほど夢中で啄ばんでいるバンの子供。
僕達がきっと見向きもしない植物とのバランスの中で、鳥達は素朴で大切な気持ちを持ちながら生活している。
人間って、ナンジャラホイ。
どこまでも膨らむ貪欲は、何と収支を合わせるんだろう。
なんて言っちゃって・・・青いね。
風に揺れるススキの穂が、今日はちょうど最盛期だった。
太陽を受けて金色に光るススキは、完璧だった。
僕達は、ココロの真ん中に自然から受ける感情がある。
でもそれは、本当は誰も正確には描写できない。
だって、こみ上げてくる感情の後にしか、言葉は出てこないから。
この秋空に、ココロからこみ上げてくる感動は、不意にやってくる。
鳥達は、秋の高い空の下を行く。
でも、しょっちゅう忘れているんだ(^^;。
鳥達は、この朝焼けをどう感じるんだろう?
スコシズツ アタタカク ナルヨ
大人の鳥は、若い鳥にそう教えているところかも知れない。
アタタカイノハ シアワセダネ
少しマセタ若鳥は、そう言って舌を出しているのかもしれない。
鳥達の会話を聞いてみたい。
聞き耳頭巾みたいに。
きっと驚くくらい素朴な感情で、自分たちの時を生きているんだろう。
と、僕は勝手に想像している。
アノ木実ヲ タベヨウ
オイシイネ
アノヒトハ ナニヲ シテイルンダロウ
ボクタチヲ ミテイルネ
サア ユコウ チョット トオイヨ
渡り鳥は、ときに数千キロの旅を行く。
僕と渡り鳥。
この旅程で、ほんの一時、広い空の下、羽を休めた地で出会うということは、なんて偶然だろう。改めて思う。
でもそして、誰かと誰かが出会うことも、本当はこんな偶然だっていうことに、僕は頭の中では分かっていても、そのことをしょっちゅう忘れている。嬉しいに貪欲になり過ぎて、嬉しいに鈍感になっているんだ。
この親の下で自分が生まれたこと。
親から見れば、この自分に、この子が生まれたこと。
生き物は、そしてきっと人間も、連綿と続くこの喜びの延長に生きている。
それを鳥達は、教えてくれる。きっと鳥達は、この喜びで数千キロの旅を繰り返してゆく。
きっとそうなんだ。
ススキの実を、嘴の周りをいっぱいによごして、頬張って食べているカワラヒワ。
名前も知らない小さな雑草の芽を、僕に気がつかないほど夢中で啄ばんでいるバンの子供。
僕達がきっと見向きもしない植物とのバランスの中で、鳥達は素朴で大切な気持ちを持ちながら生活している。
人間って、ナンジャラホイ。
どこまでも膨らむ貪欲は、何と収支を合わせるんだろう。
なんて言っちゃって・・・青いね。
風に揺れるススキの穂が、今日はちょうど最盛期だった。
太陽を受けて金色に光るススキは、完璧だった。
僕達は、ココロの真ん中に自然から受ける感情がある。
でもそれは、本当は誰も正確には描写できない。
だって、こみ上げてくる感情の後にしか、言葉は出てこないから。
この秋空に、ココロからこみ上げてくる感動は、不意にやってくる。
鳥達は、秋の高い空の下を行く。
でも、しょっちゅう忘れているんだ(^^;。
by bigbirdman
| 2006-10-29 22:38
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