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フクロウくんのポンコツ的生活
musisasare.exblog.jp
初秋の風景 p.s.東北のバカ~!
2007年 08月 30日 |
今日は盛岡出張だった。
国道沿いの風景は、ゆっくりと秋に向かっている。
例えば僕の場合は、空気中の水蒸気が何時頃、どんな風に水になっているのかを気をつけて見ていると、だんだん秋の気配が高まっていることに気が付く。

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空はだんだん澄んでくる。
雲が減ってきて、空の青さに思わず眉間が開く。
スーッと息を吸うと、午後遅く、夕方あたりの空気は地表付近で水蒸気が凝結するからか、湿った草のいい匂いがした。


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ナナカマドの実は、熟す途中。真冬になると、仕方なく(?)ヒヨドリがこの木に寄ってきて、この実をついばむべきかどうしようか・・・、悩んでいる姿をよく見かける。
鳥が見向きもしないだけあって、熟し途中ではあるけれど、やっぱりこの実はあんまり美味しそうに見えない(^^;。葉っぱはもう枯れつつあって、見た目にも少しみすぼらしいかな。
でも、冬空のこの木の赤い実は、どこか凛として良い風景だとは思う。。



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田んぼでは風に吹かれた稲が風紋を残し、その風の通り道を示していた。
見上げる空も雲が風の通り道を示している。植物は素直だなぁ。

稲と雲。風の跡。
地表から雲までの間は、どのような渦を描いてお互い繋がっているんだろう・・・。
命が循環する、風が運ぶ。
太陽が暖める、水が流れる。

こんなに複雑で、誰にも分りえない、これからの地球の移り変わりの先には、嬉しいことが待っているんだろうか。それとも・・・。
ただ一つ思うのは、みんなが精いっぱい自分を生きることで移ろう変化だったら、その先にあるものは、何であっても仕方が無いということ。「仕方が無い」っていう表現はおかしいか・・・(^^;。
・・・何であっても、構わない。
モノゴトの価値は、自分一人じゃどうにもならないことだから。

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欲深くて、自分のことで普段はいっぱいな自分だけど、川原に腰を下ろしているときくらいは、トンボが生きているその姿かたちに共感できたり、それを楽しんで見ていられるような自分であれば、とも思う。


初秋のトンボは、ちょっと疲れているみたい。
今年の夏は暑かったからかな。


毎年のコトながら、北国の秋の早さには寂しさを禁じえまへん。。
by bigbirdman | 2007-08-30 00:40 | 生活の中で |