何となく
2007年 09月 14日
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イソヒヨドリのお母さんは、周りをキョロキョロ見ながら同じ枝を行ったり来たりしている。
それに続いて、巣立ったと思われる雛鳥が後を追って飛び回る。
イソヒヨドリの今年生まれのヒナは、全身の羽毛にウロコ模様が入っている。
ヒナの羽はパヤパヤしていて、見るからに柔らかそう。
これから大人に羽になる。
3年もあれば、大抵の鳥は大人の姿になる。
早く大人になるということは、早く代替わりをするということ。
大人になるということは、それだけ死ぬことが近づくこと。
淡々と続いてゆく鳥の世界の”命”の代替わりに対して、僕たち人間の代替わりはなんとゆっくり進んでゆくのだろう。
考えることにエネルギーを注いだり、多くの他者との共感の根をはぐくむために、こういう時間を費やしている。
多くの命を見守るために、人はゆっくり成熟してゆくのかも知れない。
by bigbirdman
| 2007-09-14 01:58
| 生活の中で
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